・スポーツを活用した街づくりに注目していた大塚さんは、2006年に市役所職員有志を募り「栃木市でJリーグを開催しよう!研究会」を結成しました。Jリーグのホームタウンの事例研究を行い、首長にスタジアム建設・クラブチームの誘致について提言を行う等の活動を行いました。
・2010年にそれまで地域リーグで活躍していたUVAがアマチュアサッカーの最高峰であるJFL(日本フットボールリーグ)に昇格すると、毎週、全国各地で行われる試合に出向いて熱心に応援するのはもちろん、ホーム戦の来場者により興味を持って観戦してもらえるよう、チームや選手の情報を掲載した小冊子(マッチデープログラム)の作成を買って出ました。
・こうした熱心な活動の中で、UVAが栃木市民に愛され、UVAが地元のチームとして根付いていくためには、広く市民のネットワークををつくって取り組んでいく必要を強く感じるようになり、大塚さんが中心となって、ウーヴァを応援してきた仲間と検討を重ね、2013年6月に市民団体「栃木市UVAシンボル化計画」を立ち上げました。
プロジェクト最初の事業は「松本市および松本山雅FC」の視察でした。ここで参加者が目にしたのは、子どもからお年寄りまで一万人以上の観客がスタジアムに集まるまさに地域一体の光景でした。そして、大塚さんの意図は、それを栃木市で実現していきたい、ということにあるんだな、と理解しました。スポーツが持つ見る者に感動と興奮を与える力。『応援』で生まれる一体感や帰属意識の高まり。全国・世界に「栃木市」の名前を広げるチャンス。多くの皆様に観戦してもらうこと地域への経済効果。それを夢で終わらせずに、具体的な目的・目標として実現しようという強い思いを持って、このプロジェクトは動いています。(2)(3)
ただ、結成から約4ケ月を経ましたが、最大の目標であるホーム戦での観客数アップで成果を上げられていないのが現状です。一方で、自営業、サラリーマン、公務員、等々多様な人々がUVAを応援していますが、その中から大塚さんの提唱するプロジェクトの理念に共感する仲間が、活動の中で少しづつ増えてきました。この活動はUVAや行政等から一切の経費援助をいただいていません。フラッグの掲揚を例にとると、資金集めから、地元商店会との調整、当日の掲揚、管理、片付け等すべて、プロジェクトが行いました。そうした手間暇も惜しまず活動に参加てくれる仲間の輪が増えてきたのが、現状において何よりの成果だと思っています。(1)(4)
そして、フラッグのように、今までUVA関係者の誰もが漠然と「あればいいな」と思っていたことが実現できました。そして、今後もそのプロジェクトが夢を実現し続けることができるよう、さらに仲間を広げながら今後も継続していきます。(2)(5)
そして、今までの活動には常に大塚さんがその熱気で周囲に影響を与えてきました。今後もその力を発揮していってほしいと思います。(2)(5)