○地元の名物ホルモン・とんちゃんをまちおこしに
大野市が「越前大野城築城430年祭」という年間通じたイベントを開催するにあたり、地元の若者へ参加呼びかけを行いました。それを受けて市内青年団体メンバーが集い議論。その中で、みんなの意見が一致したのが「とんちゃん」を活かした地域イベントの開催でした。私は第1回大会から事務局長として関わりました。
とんちゃん祭は平成22年から開催して、これまで4回開催しました。全国のホルモンを食べ比べて使い終わった割り箸で投票、ホルモン日本一を決定するものです。会場には地元物産ブースも設置、市内宿泊業者の協力のもと、地元を盛り上げる活動として定着させることができました。
祭以外にも、市内飲食店とのコラボによる「とんちゃん新メニュー開発」なども進めています。
○福井の今と未来考える「考福塾」で自分磨き
福井新聞社と福井銀行が共催、東京で活躍する福井出身者の集まり「東京若越クラブ」などの協力を得て今年度立ち上げた「考福塾」。40歳未満のメンバーばかりが集まるこの塾の公募で採用され、協力企業の同年代と「福井の将来」に向けた議論を展開しています。
○とんちゃんを愛でる会での活動を通して
(1)地元の名物ホルモン・とんちゃんを活かした地域おこしを同年代の若者と一緒に考え、議論し、事業展開していることで、地元の人に地元の良さを実感していただいている点
(2)ノウハウも知識もない中、メンバーそれぞれが自分の得意分野をフルに活かして会場設営等を行い、「とんちゃん祭」を開催している点
(3)夏の一大イベントとして定着し、大野市が進める「交流人口の拡大による地域活性化」の中心的行事に発展している点。さらに祭に呼応して近隣商店による誘客・販促活動、宿泊業・飲食業への波及効果もある点
(4)とんちゃん祭開催のほか、気軽にとんちゃんを食べられるまちづくりを進めるため、飲食店に働きかけて新メニュー開発支援を先導している点
(5)とんちゃん祭は毎年楽しみにしている方が年々増加しており、平成22年以降すでに4年続けて開催している点。さらに愛でる会としてマスコミ取材に応じるなど、受け皿として継続的に活動している点
○考福塾第1期生として関わって
(1)福井の一流企業に勤めるメンバーとの徹底した議論により、自分の視野が格段に広がっている点
(2)メンバー唯一の「公務員」として塾に参加している点
(3)塾での議論によって生まれた企画を職場の若手メンバーに実際に提案し、大野市の施策に反映できないか議論している点
(4)福井で働くメンバーと公務員である私が、それぞれの強みを活かした企画提案をしている点(福井Job Hopping ※)
(5)この塾生としては1年限りの所属となるが、第1期生による勉強会・一期会(いちごかい)がすでに結成されており、今後も引き続きさまざまな観点での議論・交流を続けていく点
※福井Job Hoppingとは、子育て・教育の質が高い福井に子育て世代を移住させるため何ができるか考えたもの