「発酵場を作りたい」町のあちらこちらに発酵場を作りたい。そしていつの日か町全体を発酵場にしたい…発酵場とは、米と水が発酵して酒になるように、大豆が発酵して味噌になるように、そんな微生物たちが発酵していくように、人も発酵する。みんながイキイキわくわく元気になるような場です。「駅にイルミネーションを付けたらみんなが喜ぶだろうなあ」そう思ってまちづくり課に提案したのが今から4年前の事です。町の予算は使わず、まちづくり課の職員が駅舎に登り取り付けます。ささやかな装飾も年々バージョンアップし、点灯式には子どもたちのハンドベル演奏や町のバンドの方などが出演してくださいます。商店の方たちの出店も年々多くなり、賑やかな点灯式となっています。4回目の今年は寄付をしてくださる団体も増え、行政と町民が一緒に作り上げていく…そんな行事となっています。
「楽しいことを、ちょっと勇気をだしてやっちゃおう!時は待ってくれない」これが私のコンセプトです!楽しい事とは、まず自分が楽しみ、まわりも楽しくなるという事です。そして何かを始める時には勇気が必要です。勇気をだして行動する、時は待ってくれない…まさに「今でしょ!」です。
(1)成果・効果
いつもは素通りしてしまう駅も高校生が写メを撮ったり、孫を連れて毎日見に来てくれたりと駅が普段とは違う楽しい場になっています。
(2)チャレンジ性
町でイルミネーションは初めての事でした。まちづくり課に異動して、私がやりたいと思い提案しました。町民が楽しみ癒しの場に、待合室が子どもから大人まで集える「たまり場」になってほしい…そんな思いからでした。なんでも最初に始めた人は様々な壁に当たると言います。そのとおりいろいろな問題がありましたが、なんとか乗り越える事ができました。
(3)波及効果
行政から始まったこの事業ですが、点灯式には子どもたちや町の方が演奏してくれたり、出店する方も年々増え「発酵屋台村」ができました。「何か自分も一緒にやりたい!」そんな思いと一緒に町の人も動き出しました。
(4)協働
今年は小学校PTA「おやじの会」のお父さんたちがぜひ一緒に参加したいと言ってくれました。寄付をしてくださる団体も増え、このイルミネーションという一つの事業にまた新しいカラーが加わります。
(5)継続性
一人の「やりたい!」から始まったこの事業ですが「続けていく」には一人ではできません。皆さんの力のおかげで4回目を迎える事ができます。感謝の気持ちを忘れずこれからも続けて行きたいと思います。
この事業を通して、たくさんの学びがありました。やりたいと思ったら行動すること、小さな一歩がこんなに大きな「楽しい」に繋がりました。今年も今からわくわくしています。