[No. 120] 自ら参加し、楽しむことのできる発展型の行政マン中心のNPO

町民及び町内企業と連携した活動
 町内の各種イベントへの出展・ボランティア、婚活事業、町民と協働での各種セミナーなどの企画、運営を実施しています。

会員間の連携を図る活動
 マラソンや自転車など各自の趣味などの共有を図ることを目的とした練習や各種大会への参加、さらに、応援ツアーなどを企画し、職員をはじめとするより多くの会員が親睦できる機会づくりに努めています。

 この法人の立ち上げには、大きく2つ利点を見込んでいます。一つは、職員が行政という立場でない形で地域活動に参加し、活動を通じ、多くの住民と交流を図り、自らのスキルアップにつなげること、もう一つは、職員間の関係が希薄化する事の無いよう、さらに、他の担当職員の行う業務などにおいて協力できる環境を整え、組織として個人の負担や悩みを軽減することです。
 町役場庁舎の環境整備を目的とする花の会、野球や自転車など各種スポーツ団体など、職員間で構成する団体が集まり、菰野町役場そして各団体の向上を目指し、立ち上げとなりました。
 夏祭り、マラソン大会など町役場も関係するイベントへのボランティアや出展をはじめ、町内企業と連携をした2度の婚活事業、子育てセミナーや被災地支援に行った職員の報告会、地域住民の方とともに当町のこれからを考える活性化サミットなどの企画や運営を行い、自らの行政マンとして知識経験を地域住民の皆さんとともに進める舞台において活かすとともに、住民の方から職場では学ぶことのできない多くのことを頂戴しています。
 また、それぞれの活動に対しても、法人として積極的な協力・応援を実施しています。

(1)成果・効果
 マラソン大会や文化祭などの町内の各イベントを積極的にサポートしています。中には、事務局を町役場が担当するものもありますが、NPO法人の職員が他の出展者やボランティアと同じ立場で参加すること、異なる目線で町行政の運営を観察することが可能となり、職員のスキルアップにも繋がっています。
(2)チャレンジ性
 町内企業と連携した婚活や被災地女川町の秋刀魚店頭販売支援など、行政という立場では行いにくいことに取り組んでいます。今後も、NPO法人の技量に合わせて、これまでの町行政ではできなかったことにチャレンジしたいと考えています。
(3)波及効果
 法人認証から1年余りの団体ですので、町内においても、少しずつではありますが、周知を進めているところです。われわれの活動に地域のNPO団体が刺激を受け、各種事業の活性化が図られています。また、町長自身がNPO法人の会員であり、積極的な活動参加や声かけにより、町役場としての情報共有や意欲の向上などの効果が生まれています。
(4)協働
 町内の各イベントについては、それぞれの実行委員会や町内企業などとともに、職員研修も兼ねた菰野町地域活性化サミットについては、地域貢献活動団体及び町担当者とともに、新たな事業の開発に努め、それぞれの成功に向けて尽力しています。
(5)継続性
 NPO法人が行う各イベントで得た収益などを新たな事業の財源として充当することで、活動に対する個々の負担を軽減することで、継続かつ拡大のある組織を目指しています。また、NPO法人の構成母体は、野球やテニス、マラソンなど各職員間で構成されたサークル活動の団体が中心にあり、町長をはじめとして、サークル活動の拡大にも努め、それぞれの活動について応援や支援でより深い親睦を図るなど、会員とNPO活動との間に相互扶助の関係が保たれるように心がけています。