[No. 109] 小学校へご奉公!活き活きと私ができること『おはなし隊の活動』

・地元小学校へ読み聞かせのボランテイア活動(平成15年~現在に至る)
・地域ふれあい集会への参加
・出前授業 テーマ『地域の達人』(平成24~25年)
「総合的な学習 国語」で当地区在住の作家の紹介とその作品の読み聞かせ

 私は、末っ子が小学校4年生の時、当時の担任の先生と意気投合し、初めて学校で子供達に読み聞かせをした。3人の我が子等がお世話になった地域の小学校に何か私でできることがあればと思い始めたのがきっかけである。
 当初は私達3名の児童の母親のみの取り組みで、内容は子供達が興味を持ってくれそうなお話や紹介したい絵本、紙芝居等を各自で選択し始業前や昼休みの15分間の読み聞かせでスタート。現在では14名の地域の方たちが読み手に登録され各々で活動を展開、また『おはなし隊』としては年に1回開催される学校行事『地域ふれあい集会』にも参画している。おはなし隊のメンバーは自主的で主体性があり、行事の事前の打ち合わせで、子供達に読ませたい、伝えたい本について検討し内容を組み立てている。私は介護のため参加できないこともしばしば・・・。そんな状況下でも、参加を強制されないため、気持ちを楽にして活動を現在まで継続しており、来る10月29日に出前授業を実施する。
 私はこの活動を通して子供の卒業後も地域や学校と繋がることができ、また、いろいろな方達との出会い繋がることでより地域を知ることができた。

(1)成果・効果  
*「おはなし隊」の花の一期生 
 私たち本好きな3人の同級生の子を持つ母親3名でスタートした読み聞かせの活動も現在は地域の高齢者や卒業した児童の保護者の加入もあり14名に増加。地域ぐるみで取り組む学校行事『地域ふれあい集会』でも読み聞かせを実施。
(2)チャレンジ性
*音楽とコラボした読み聞かせ 
 子供達が喜ぶ内容にするにはどうしたらよいか悩み市内で読み聞かせを定期的に開催されるグループの関係者に聞き取りしたり、実際に読み聞かせの場に参加させてもらった。そこでヒントを得て、楽器を取り入れた「音とお話がコラボした読み聞かせ」を思いつき早速、ピアノの指導者である知人の協力を得て楽譜、シナリオを作成。我が子も巻き込み6年生の音楽好き有志と一緒に1,2年生に読み聞かせを行ったことはよき思い出。
*読み聞かせの知識、技術向上のための大学の公開講座を受講
 自分でやるべき取り組みの一つとして、読み聞かせのブラッシュアップのため某大学の夏期公開講座を受講。県外で読み聞かせを実践する仲間と出会い、彼女らの取り組みを通して、自分自身の今後のライフワークに読み聞かせを取り入れたいと改めて感じた。
(3)波及効果
 私たち母親有志でスタートした読み聞かせの取り組みも今では『おはなし隊』の活動として学校関係者の中で認知されている。会員も増加し年代は30から60歳代と幅広い地域の皆さんの加入がある。
(4)協働
 上記の通り、この取り組みはたくさんの地域の方達や学校の先生の理解と協力があってこその活動。 
(5)継続性
 この活動も今年で10年目を迎える。「まず、やれることから」と始めたことだが、途中、介護で気持ちに余裕がなくなった。が、年1回の参加を目標に変更することで気持ちを楽にしたら、また、継続することができた。今後も地域の皆さんと繋がり読み聞かせを継続していきたい。