活動に参加したきっかけは、熊日新聞にひょっとこのお面を作っておられる方の記事が掲載され、仲間と買いに行ったからです。また、とにかく、昔から人を喜ばすのが大好きだったからです。
さて、和水町の春富に、七郎神という「性」の神様がいます。約800年前、農耕技術や種を伝授し、地域振興に大きく貢献した坂梨七郎衛門を称え、のちに塩井谷神社の祭神として祀られたものです。人々は「七郎さん」と呼び、五穀豊穣・種の繁殖の神様として崇拝されています。また、種は「出産」に通じることから「子孫繁栄」「安産」「家庭円満」の神としても崇められています。
一方、ひょっとこ踊りは、宮崎県日向市に伝わる伝統芸能で、「子孫繁栄」「家庭円満」「豊作」「商売繁盛」の願いを込めて、各種の祝宴等で披露されています。
私たちは、ひょっとこ踊りを通じて地域の宝である「七郎神」を称えるとともに、笑いで地域を元気に、自らも健康になれるよう、なごみ流で楽しみたいと考えています。
毎月第3木曜日の午後8時から和水町中央公民館大会議室で定期練習を行っています。出演者数は、年間当たり延べ1,000人を超えています。
(1)成果・効果
観る人に喜ばれ、感謝されるとともに、踊り手も自らの健康管理に役立つと考えています。
(2)チャレンジ性
熊本県北地域に初めて愛好会を結成し、ひょっとこ踊りの楽しさを広めています。約1年半前に、熊本県内のひょっとこ踊りの愛好会を集めて、イベントに出演しました。
(3)波及効果
なごみひょっとこ笑福隊の活動をご縁に、玉名市、山鹿市、荒尾市で愛好会が結成されました。町内においては、なごみひょっとこ笑福隊の活動が他の団体に刺激を与え、郷土に昔から伝わる米渡尾ひゅうたんまわしの復活につながりました。また、芸能活動を通じてまちづくりを考えるなごみ芸能団という若手集団も結成されました。
(4)協働
ひょっとこ踊りが大好きな住民が集まり、ひょっとこ踊りに打ち込み、人様に喜んでいただくことで達成感があります。ますば自分自身が好きなことに真摯に向き合い、努力することで、そういう人が集まり、同じ方向性を確認することができると考えます。
(5)継続性
2010年8月に結成して約3年。毎月1回の定期的な練習も継続しています。2011年度、2012年度の述べ活動人数は、1,000人を軽く突破しています。